【 W650オーナーズクラブ ☆ マスツーの教え 】

 【 序文の助文 】

 「ま、えらいカタイことをと言わず読んでください。どれもが、実際のツーリングに直接関係する
 ことです。どれもが、走りを自由にするために考えられてます。
 ここで追い抜いていいんだろうか、自分だけ止まってもいいんだろうか、みんな速いけど、ついて
 行かなきゃならないんだろうか、なんて迷いがなくなります。それが安全・快適につながる。
 では、御覧あれ〜〜〜。」
 に始まる、この「マスツーの教え」は、W650オーナーズクラブ関東甲信支部長Bravo氏発案の
 「関東甲信支部☆マスツーの教え」の「関東甲信支部」の文字を「W650オーナーズクラブ」に
 書き換えたものです。
 関東甲信支部のツーリングをはじめ、各支部のツーリングや全国大会のツーリングにおいて
 その価値が実証され、ここに「W650オーナーズクラブ☆マスツーの教え」として公表する次第
 です。
              2003年9月3日         W650オーナーズクラブ会長 やまちゃん


 【 序文 】

 安全・快適に走るため、以下のことを、『 W650オーナーズクラブ 』の全国大会に参加する者は
 順守する。
 「 個人企画 」においてはこの限りでない。


 【 原則 】

  1 安全第一 。危険回避は、その時の状況で自分の判断を最優先させる。
  2 あせらない、あせらせない。
  3 他人の走行を規制しない。
  4 自分のペースで走る。
  5 迷子をつくらない。
  6 『 原則 1 』を他の原則より優先する。
  7 【 W650オーナーズクラブ ☆ マスツーの教え 】は改訂を妨げない。
    その際はW650オーナーズクラブ会員の総意による。
  8 この【 W650オーナーズクラブ ☆ マスツーの教え 】は、取りあつかい自由とする。
    W650オーナーズクラブ以外の団体等、自由にコピーしてよい。
    部分的なコピーも、自由に改訂してもよい。
    但しその際は混乱を防ぐため 「 W650オーナーズクラブ 」 の文字を使用しない。


 I 【 ツーリングリーダーのお仕事 】

  1 人数分のコース図をつくり、皆に配布する。休憩箇所もポイントする。コース図には、
    リーダーとサブリーダー(いれば)の携帯番号を入れる。地図をコピーする際や、
    ネットからダウンロードするさいは、カラーコピーが望ましい。その際、リーダーは
    参加者から一部百円の経費を徴収する。

  2 最初の出発時に皆の前でミーテーングをする。ツーリングの概要と注意点、次の休憩地点の
    確認と、おおよその所要時間を全員に伝達する。エンドを決め、これも全員に伝達する。
    エンドは途中で交代してもよい。
    なお、連続走行は一時間以内が望ましい。 昼食後の休憩は、眠気防止の為、早めにとる。

  3 出発の際、全員の準備終了を確認し、出発する。その際、準備の遅れている人を
    あせらせてはいけない。大人数の場合、提案として、リーダーはバイクを降りて待つ。
    皆の準備終了後、跨る。必要があればエンドも確認作業を手伝い、OKのサインを出す。

  4 休憩場所を出発するときも、次の休憩ポイントとおおよその所要時間を全員に伝達する。

  5 参加者全員の携帯番号と緊急連絡先を知っているほうが望ましい。

  6 事故が発生したさい、速やかに支部長に報告しなければならない。


 II 【 マスツー ☆ お約束 】

  1 リーダーとエンド( 最後尾 )を決める。エンドは熟練者が望ましい。

  2 エンドは不測の事態以外は前の車両を抜いてはならない。

  3 集団で走るさい、車道の幅が適当であれば 『 チドリ走行 』 を基本とする。
    互いちがいに走る。ただし、車両の入れかわりは自由とする。
    接近し過ぎないよう斜め前方の車両との車間距離に注意する。

  4 峠、高速道路、渋滞路はとくにフリー走行とする。エンド以外は自分のペースで走ってよい。

  5 峠、高速道路、渋滞路などで、うしろに自分よりペースのはやいと思える車両が来た場合、
    左により速度を落とし、道を譲る。このさい、余裕があれば、合図として、左ウインカーを
    出す、左手をあげる、右手てうしろから前にあおぐなどしてサインを送る。
    クラブ員以外の車両にも同じ対応をする。また一車線の道路でも実行する。

  6 峠、高速道路、渋滞路などで、前の車両を抜きたい場合は、クラクションやハイビームで
    意思を伝達する。

  7 走行中、わかりにくい交差点を前方の車両が曲がったとき、後続のすがたが見えなければ、
    付近の安全な場所で停止し、後続をまち、道をおしえる。そのさい後続は停止する必要はないが、
    ペースダウンし、おしえてくれた車両の合流をうながす。

  8 不測の事態が生じた場合は、なるべく安全な場所にて停止する ( トラブル車両 )。

  9 停止した車両はすべてトラブル車両とみなし対応する。トラブル車両を見つけたもの全員、
    安全な場所にて停止し、トラブルに対応しなければならない。ひとりが止まった、エンドが
    いるからという理由でやり過してはならない。ただし、停止車両が「 先へいけ 」と合図した
    場合はその限りではない。

  10 走行中に、眠気や尿意など火急の事態が生じた場合、エンドの前まで下がり、左ウインカー、
    左手を斜め下方に差し出すなどして合図を送り、緩やかに速度を落とし停車。エンドに事情を
    説明し、対処する。


 III 【 事故発生時 】

    〜〜〜 マスツー時に仲間が接触、転倒などの事故を起こした場合 〜〜〜

  1 自分が安全に停止することに意識を集中させ、安全な場所に停止。ブラインドコーナーや、
    その前後で停止してはならない。

  2 二次災害防止の為、最初に、現場に接近車両がないか確認する。

  3 その可能性がある場合、接近車両を誘導し二次災害を防止する。判断がつかない場合は完全に
    止めること。特に交通が頻繁な峠のコーナーでの事故の場合、事故直後は、一度、後続対向とも、
    車両を止めきる。

  4 各自が分担し、当事者の救護と、接近車両の誘導にあたる。
    バイクのガソリン漏れがないかチェック。ガソリン漏れがあれば皆に知らせ止める。

 


Maple Leaf Rag (1899)