ラグタイム

ラグタイムはその初期にはニューオーリンズの売春宿で人気を博していた音楽だが、第一創造者であるScott Joplinは、ラグタイムをヨーロッパのクラシック・ミュージックに対するアメリカのシンコペーションした解答だと見ていた。1899年に発表されたジョプリンの「Maple Leaf Rag」を皮切りに、ラグタイムはアメリカ国民に最も人気のある音楽形態のひとつになった。即興演奏を常に意図していたわけではないが、結果的に初期のジャズピアニストや作曲家に多大な影響を与えた。1917年にジョプリンが他界しラグタイムの人気は衰えたが、以降周期的にリヴァイバルされているのも確かである。1973年の映画『THE STING』のために、「The Entertainer」のようなジョプリン・サウンドをMarvin Hamlischが使ったことは記憶に新しい。 (Listen Japan 「ラグタイム」 より 一部改変)

Icon Scott Joplin Ragtime MIDI Library


Wall Street Rag (1909)

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